キャスト表を開いた瞬間、思わず二度見しました。
『オデュッセイア』は名前を追うだけで手が止まる顔ぶれで、「結局、誰がどの役なのか把握しきれない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
主演はオデュッセウス役のマット・デイモン。妻ペネロペにアン・ハサウェイ、息子テレマコスにトム・ホランド、求婚者アンティノオスにロバート・パティンソンが並びます。日本公開は2026年9月11日(金)、上映時間は172分です。
実はこの配役、豪華さの見せびらかしではありません。旅と留守という二つの舞台に、役者がきちんと意味を持って配置されています。
そこで今回は、公表クレジットをもとに主要17人の役名と立ち位置を整理しました。
この関係図を頭に入れてから座席に着けば、172分の見え方がぐっと変わってきます。ぜひ最後まで目を通してください。
映画『オデュッセイア』のキャスト一覧|17人の役名は?
主演はマット・デイモン、以下17人の俳優と役名が公表されています(配給および映画.com作品ページ、2026年9月7日時点)。
物語の前提はシンプルです。トロイア戦争を戦い抜いた王オデュッセウスが、故郷イタケへ帰る途中で10年も海をさまよう帰還譚。
その間、王宮では妻ペネロペに求婚者たちが群がり、息子テレマコスは父の顔も知らないまま育ちます。
つまり17人は、大きく「帰ろうとする者」「待つ者」「阻む者」に分かれます。
「立ち位置」欄のうち身分や関係の説明はホメロスの原典に基づく整理で、映画内の描写と完全に一致するとは限りません。
| 俳優 | 役名 | 立ち位置(※原典に基づく整理) |
|---|---|---|
| マット・デイモン | オデュッセウス | 主人公。イタケの王 |
| アン・ハサウェイ | ペネロペ | 帰りを待つ妻・王妃 |
| トム・ホランド | テレマコス | オデュッセウスの息子 |
| ロバート・パティンソン | アンティノオス | ペネロペへの求婚者 |
| ゼンデイヤ | アテナ | 英雄を導く女神 |
| シャーリーズ・セロン | カリュプソ | 英雄を島に引き留める女神 |
| サマンサ・モートン | キルケ | 魔法を使う女 |
| ルピタ・ニョンゴ | ヘレネ/クリュタイムネストラ | 2役でクレジット |
| ベニー・サフディ | アガメムノン | ギリシャ軍の総大将 |
| ジョン・バーンサル | メネラオス | スパルタの王 |
| エリオット・ペイジ | シノン | 木馬の計略に関わる兵士 |
| ジョン・レグイザモ | エウマイオス | オデュッセウスに仕える豚飼い |
| ヒメーシュ・パテル | エウリュロコス | 航海をともにする部下 |
| ビル・アーウィン | キュクロプス | 一つ目の巨人 |
| ミア・ゴス | メラント | 王宮の侍女 |
| コーリー・ホーキンズ | ポリュボス | 詳細は非公表 |
| トラビス・スコット | 楽人 | 詳細は非公表 |
マット・デイモン・アン・ハサウェイら主要4人とノーラン作品の関係は?
4人のうち3人がノーラン作品の経験者で、初顔合わせより「再集合」の色が濃い並びです。
マット・デイモン(オデュッセウス)
『インターステラー』『オッペンハイマー』に続く参加で、今回が初タッグではありません。
8月にはソウルでノーラン監督とともに日本メディアの取材に応じ、その内容が9月3日に映画.comで公開されています。
アン・ハサウェイ(ペネロペ)
夫の帰りを信じて待つ王妃です。
『インターステラー』でノーラン組を経験しており、デイモンとは同作以来の共演になります。
トム・ホランド(テレマコス)
父の不在が続く故郷で、母を守る立場に置かれる息子です。
主要4人のなかで、ノーラン作品への参加は今回が初めてです。
ロバート・パティンソン(アンティノオス)
『TENET テネット』に続く参加で、今回は主人公の帰還を阻む側に回っています。
アテナ・カリュプソ・キュクロプス|神々と怪物の配役は?
女神アテナをゼンデイヤ、カリュプソをシャーリーズ・セロン、キルケをサマンサ・モートンが演じます。
- ゼンデイヤ(アテナ):『DUNE/砂の丘』『チャレンジャーズ』で知られる若手の主演級が、英雄を導く女神に。
- シャーリーズ・セロン(カリュプソ):『モンスター』でアカデミー主演女優賞。英雄を島に引き留める存在です。
- サマンサ・モートン(キルケ):『マイノリティ・リポート』などの実力派で、魔法により船の一行の運命を左右します。
- ミア・ゴス(メラント):『Pearl パール』などホラーで評価を高めた俳優が王宮の侍女に。
- ビル・アーウィン(キュクロプス):舞台とクラウン(道化)の身体表現で知られるベテランが一つ目の巨人役です。
- トラビス・スコット(楽人):ラッパーとして知られ、宮廷で歌う演奏者としてクレジットされています。
本作は長編映画として史上初の全編IMAXフィルムカメラ撮影で、実景や実物大セットを重視した撮影が伝えられています。怪物役に身体表現の達人を置いた配役は、その方針と地続きだと考えられます。
筆者目線で考える🤔:この配役は「知名度の足し算」ではない
キャスト表を眺めて感じるのは、名前の豪華さより、役の配置が徹底して「帰還を阻む者/待つ者」で仕分けられていることです。
ノーランは『オッペンハイマー』でも、ゲイリー・オールドマン演じるトルーマン大統領のように、出番が一場面でも主演級を置く手法を取りました。
今回はそれをさらに進め、カリュプソやキュクロプスのように登場が限られる役ほど、一瞬で記憶に食い込む俳優を配しています。
最も解釈しがいがあるのは、ルピタ・ニョンゴのヘレネとクリュタイムネストラの2役です。
原典では、この2人は姉妹にあたります。
そしてどちらも「夫の帰還」を狂わせた女性として語られる存在です。
同じ俳優が担うことで、ペネロペという「待ち続けた妻」との対比が際立つ設計になっていると、筆者は読んでいます。
なお、筆者は9月4日からのIMAX先行上映は未鑑賞で、ここまでは公表クレジットと予告編から読み取れる範囲の見立てです。
今後の見通しとしては、全世界興収2億6406万ドルというスタート(映画.com・2026年7月21日)と、日本での全6種9バージョン展開を考えると、国内でもフォーマット違いのリピート鑑賞が動員を押し上げる可能性が高いと考えます。
撮影技術と俳優陣の顔ぶれから、賞レースでは技術部門を中心に名前が挙がる展開も想像できます。
まとめ
『オデュッセイア』は、マット・デイモンのオデュッセウスを軸に、アン・ハサウェイ、トム・ホランド、ロバート・パティンソンが家族と敵役を固める17人体制です。
ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン、ルピタ・ニョンゴ(2役)ら神話側の配役も見どころになっています。
日本公開は2026年9月11日(金)、上映時間は172分。上映フォーマットや上映館は変わる可能性があるため、鑑賞前に公式サイトや劇場の最新情報をご確認ください。
よくある質問
『オデュッセイア』の公開日と上映時間は?
日本公開は2026年9月11日(金)、上映時間は172分です(映画.com作品情報)。9月4日〜10日にIMAX先行上映が実施されました。
どのフォーマットで公開されますか?
映画.comの2026年9月4日の記事によると、2D(字幕/吹替)、IMAX(字幕)、Dolby Cinema(字幕)、4DX、MX4D、35mm(字幕)の全6種9バージョンです。
日本語吹替版のキャストは?
2026年9月7日時点で、吹替キャストの一覧は確認できていません。最新情報は公式サイトでご確認ください。