F・スコット・フィッツジェラルドの名作として名高い「グレート・ギャッツビー」。
レオナルド・ディカプリオが主演した映画や宝塚歌劇団の舞台など、エンタメ作品として日本でも人気の作品ですね。
今回はそんな、フィッツジェラルド作「グレート・ギャツビー(偉大なるギャッツビー)」のあらすじを1100文字で簡単に紹介します。
「前に読んだけど忘れてしまったので、サクッと思い出したい」「読書感想文の参考として、頭にいれておきたい」などのシチュエーションで活用いただけたら幸いです。
「グレート・ギャツビー(偉大なるギャツビー)」のあらすじ【読書感想文】
ニックはニューヨークの証券会社に勤めることになり、ロングアイランドのウェスト・エッグに家を借りました。
その家の隣にはギャツビーが所有する大邸宅が有り、毎週末、着飾った男女が集まる派手なパーティーが開かれています。
パーティーでは、オーケストラが音楽を奏で、ごちそうとシャンペンやカクテルが並んでおり、高級車がニューヨークから客を乗せてやってきます。
ニックにも招待状が届き、パーティーに出かけてギャツビーと知り合います。
ギャツビーは五年前、貧しい兵士だったときに、良家の子女だったデイズィと愛し合っていました。
しかし彼が戦争に行って、二人は別れたのでした。
ギャツビーは第一次世界大戦で軍功をたてましたが、なかなかフランスから帰還することはできませんでした。
一方デイズィは、ギャツビーとずっと会えないことや家庭環境もあって、やがて社交界に染まるようになり、金持ちの息子のトム・ビュキャナンと結婚しました。
しかし、今ではトムには情婦がいて、デイズィもそれを知っています。
彼女はとても幸せには見えませんでした。
ギャツビーはようやく帰還してから、がむしゃらに働き、わずか数年でデイズィの家が正面に見える湾の反対側に大邸宅を買いました。
成功した自分の姿を彼女に見せたかったのでした。
二人はようやく再開します。
ギャツビーは、今でもデイズィが自分だけを愛していると信じています。
ある日、ギャツビーとニックは、ビュキャナン夫婦に昼食に招かれますが、その場でトムに二人の関係に気づかれてしまいます。
一同はその後ニューヨークに出かけ、ギャツビーとトムはデイズィをめぐって口論になります。
ギャツビーは、「デイズィが愛しているのは自分であり、トムを愛したことは一度もなかった」と主張しますが、デイズィの態度ははっきりしない。
トムは、デイズィと別れないと宣言し、ギャツビーの仕事を避難中傷する。(※ギャツビーは裏稼業すれすれの手段で、短期間のうちに大富豪になっていました)
ギャツビーは必死に弁明しますが、デイズィがそれに応えることはありませんでした。
その帰り道、デイズィは勘違いをして飛び出してきたトムの浮気相手のマートルを自動車でひき殺してしまいます。
ギャツビーは、デイズィの身代わりとなってマートルの夫ウィルスンに射殺され、不幸な死を遂げました。
ギャツビーの死を知ったニックは、ギャツビーに縁のあった人に連絡を取ろうとしますが、誰からも反応がない。
結局、葬儀にやって来たのは彼の父親ともう一人だけでした。
一方、デイズィは事件をギャツビーのせいにしたまま、夫と旅にでます。
グレートギャツビーのあらすじを1100文字で簡単に!【読書感想文】:まとめ
いかがだったでしょうか?なかなか不幸な物語ですよね。
ギャツビーは富により愛する女性を手に入れアメリカン・ドリームを実現したかにみえます。
しかし、その幸福は長くは続かず崩壊してしまいました。
この作品が書かれた時代のアメリカは、バブル経済のまっただ中にあったようですが、逆にその繁栄に不安を感じていた人たちもおおかったようです。
その世相を巧みに描いている作品として当初から人気を博し、現代でも名著としておおくの人々に読み続けられている作品です。
何度も映画化されていますが、最近だとレオナルド・ディカプリオ主演の2013年作品になりますね。
豪華なパーティーシーンに目がくぎ付けになってしまいます。
時間があればチェックしてみるのもいいと思いますよ^^
以上、『グレートギャツビーのあらすじを1100文字で簡単に!【読書感想文】』。。。でした。