紫式部「源氏物語」のあらすじを1000文字で簡単にご紹介します。
早速まずは、概要から…
「源氏物語」は全五十四帖からなる長編小説。主人公「光源氏」の波瀾万丈の生涯を描いた第一部・二部(41帖まで)と、「光源氏」の没後の子孫たちの恋と人生を描いた第三部に、大きくわけられるといわれています。
第一部は、「光源氏」が数おおくの恋愛遍歴を繰り広げる33帖まで、第二部は権力を得た「光源氏」が愛情生活の無常を覚り、やがて出家を志す半生、41帖までです。
第三部、最後の10帖は「宇治十帖」と呼ばれ続編として扱われることもあるようです。
では続いてあらすじを紹介しましょう!
源氏物語(紫式部)の簡単なあらすじ!
この物語には時の帝、桐壺帝の次男として生まれた光源氏の生涯と、彼をめぐる数おおくの女性達の人生が描かれている。
中でも特に重要な役割をはたすのが、藤壺、紫の上(若紫)、女三の宮の3人の女性である。
藤壺の宮は、父・桐壺帝の妃の一人で、源氏にとって義母にあたる。
幼い頃に母親・更衣(こうい)を亡くした源氏は、亡き母にうりふたつだといわれる藤壺に強い関心を抱き、それはやがて恋情へと変わっていく。
ある晩、ついに源氏は義母と密通に及ぶが、なんとこの一度の過ちにより藤壺は懐妊してしまう。
出生の秘密に苦悩する藤壺は出家する。
生まれた子供は、桐壺帝の皇子として成長し冷泉帝として即位、のちに源氏に繁栄をもたらす。
源氏の最愛の女性となるのは紫の上(若紫)である。
まだ10歳ほどの少女であった彼女を源氏が見初めたのは彼が18歳の春。
藤壺のおもかげを宿した若紫を見かけ心惹かれる。
彼女が藤壺の姪であるとしり藤壺恋しさから強引に少女を引き取り、理想の女性に育てようという
藤壺の身代わりという気持ちから、自分のそばにおきやがては成長した紫の上を無理やり妻とする。
源氏が冷泉帝の実父として栄華を極める物語の中盤ではこの紫の上が女主人公の位置占めることになる。
女三の宮は、紫の上から正妻の座を奪うことになる女性で、異母兄である朱雀院の娘である。
政治的事情からめとることになった女三の宮は、まだ14歳で、その時40歳になった源氏にとっては、幼すぎて心から愛すことはなかった。
源氏の気持ちは常に紫の上に向けられていたのである。
その折女三の宮は、源氏の親友の息子・柏木に、強引に望まれ密通してしまう。しかも
この密通によって不義の子・薫を生むことになる。
柏木は源氏の怒りをかいそれを気に病み病死する。
女三の宮も、罪の重さに耐えかね出家してしまう。
源氏は薫を実の息子として育てることになり、藤壺との過ちの報いを受けたことを悟る。
こうして源氏の栄華にかげりが見え始めたなか、最愛の紫の上も病で亡くなり、深く傷ついた源氏は出家を決意する。
久しぶりに人前に姿を現した源氏は、昔と変わらないまばゆいばかりの姿を人々の目に焼き付け、去っていった。
成長した薫、源氏の孫に当たる匂宮(におうのみや)とあらたに3人の姫が登場し、彼らをめぐる不幸な恋愛を、宇治を舞台に繰り広げられるのが「宇治十帖」である。
源氏物語のあらすじを簡単に!1000文字で紹介【読書感想文】:まとめ
膨大な物語を、端折りに端折ってみました。
たぶんあなたが求めている「源氏物語」とは全く違っているのではないでしょうか?
やはり「源氏物語」の最大の魅力はプレイボーイ・光源氏とさまざまなタイプの女性との、恋愛模様だとおもいます。
残念ながらこの記事では、全く表現出来ませんでした。しかし核となる部分は盛り込めたと思います。
ぜひ本格的な「源氏物語」に触れてみてくださいね。
以上、『源氏物語のあらすじを簡単に!1000文字で紹介【読書感想文】』。。。でした。