『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の主題歌を誰が歌うのかは、2026年8月時点で公式に発表されていません。
確定しているのは、音楽担当がアラン・シルヴェストリであること。そして、ドクター・ドゥームのテーマ曲が撮影初期にすでに存在し、主演のロバート・ダウニー・Jr.へ聴かせていたことです。
この記事では「未発表」で止めず、いつ分かるのか、そしてドゥームのテーマに何が起きるのかまで踏み込みます。
現時点の整理は次の3行です。
- 確定:作曲=アラン・シルヴェストリ/ドゥームのテーマ曲は存在する
- 未定:主題歌の歌手、ボーカル曲の有無、日本版主題歌の有無、サントラ発売日
- 目安:日本版主題歌があれば発表は2026年11月中旬前後(過去傾向からの推定)
アベンジャーズ/ドゥームズデイの主題歌は誰が歌う?答えは「現時点で未発表」
歌手名は、マーベル・スタジオからも国内配給からも発表されていません。2026年8月時点ではこれが正確な答えです。
歌手を探して来た読者には肩透かしですが、代わりに音楽面で確定している情報を順に押さえていきます。
公式に判明しているのは作曲家アラン・シルヴェストリ
確定しているのは、作曲がアラン・シルヴェストリだという一点です。2024年4月に担当が報じられ、以後の変更は伝えられていません。
『アベンジャーズ』(2012年)のメインテーマを生み、『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』も手がけた作曲家です。
つまり「歌手」ではなく「作曲家」の情報が先行している段階です。
主題歌・エンディング曲・挿入歌はそれぞれどうなる?
3つとも未発表です。ボーカル曲の有無自体が公表されていません。
MCU本編では、エンドクレジットに新曲を置く作品と、スコアのみで終える作品が分かれています。シルヴェストリ担当の『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』は後者でした。
そのため「歌が付く前提」で待つより、スコア中心の可能性も織り込んでおくのが現実的です。
予告編で流れる曲は主題歌?公式クレジットは未掲載
2026年7月20日解禁のティザー予告について、使用楽曲のクレジットは公式サイト・公式YouTube概要欄のいずれにも掲載されていません。曲名・演奏者は公表されていない状態です。
予告編には一般に、予告専用に制作されたトレーラー音楽が使われるとされます。『エンドゲーム』の予告で流れた不穏なピアノ曲が本編サントラ35曲の中に見当たらなかったのは、その一例です。
SNSの「この曲が主題歌」という情報は、公式発表と切り分けて受け取るのが安全です。
ドクター・ドゥームのテーマ曲とは?撮影4日目に俳優へ渡された1曲

現時点で最も具体的な楽曲情報が、ドクター・ドゥームのテーマ曲です。完成前の撮影現場で使われ、演技の方向性に関わったと伝えられています。
ロバート・ダウニー・Jr.が撮影4日目に聴いた曲
ダウニー・Jr.は撮影4日目、ジョー・ルッソ監督に呼ばれてドゥームのテーマを聴かされたと語っています。
その場で手応えを得た感覚があり、同曲がその日の撮影と以降の毎日に影響したという趣旨の発言でした。
音楽が役作りの起点になったという証言は、大作では極めて珍しいものです。
発言に「曲の中身」はどこまで残っているか
ここは正直に書きます。報じられた発言に残っているのは、曲を聴いた瞬間に「これはいける」と感じたという主観的な手応えであり、旋律や編成の具体的な形容ではありません。
再生時間、現場でスピーカー再生したのかヘッドホンだったのか、完成版か仮ミックスかも明示されていません。
ドゥームのテーマの「音の中身」は、まだ誰も公に語っていない――これが現状です。
この情報の出どころと確度について
この証言は米CBRの取材内容をレポーターのブランドン・デイヴィスが紹介したもので、日本では2026年6月に映画メディアTHE RIVERが伝えました。
一次発言者はダウニー・Jr.本人ですが、読者が触れているのは伝達を経た情報です。
発言の日時や企画が明示されていないため、確定情報として扱うには一段の注意が必要だと筆者は考えます。
ティザー公開後、音楽はどう受け止められた?
映像の話題が音楽を圧倒し、スコアへの言及は限定的でした。
ティザーで議論の中心になったのは、ドゥームがソーのストームブレイカーの一撃を指2本で止める場面と、ソーの台詞です。SNSでは「サノス超え」という受け取りが広がりましたが、これは描写と台詞からの解釈で、公式が強さの序列を示したわけではありません。
音楽面で目立ったのは、アベンジャーズ・テーマが鳴るかどうかへの期待と、新テーマを求める声の両方でした。筆者としては、旧テーマを温存したまま敵役の音を先に見せる構成なら、公開時の効果は大きいと見ています。
なぜ作曲家はアラン・シルヴェストリなのか?
MCUの音楽的な記憶を、新章へそのまま持ち込むためだと考えられます。
作品ごとに作曲家を替えてきた近年の流れを踏まえると、この復帰には明確な狙いが読み取れます。
作品ごとに作曲家を替えてきたMCUの流れ
MCUは長く、作品単位で作曲家を起用してきました。『エイジ・オブ・ウルトロン』はブライアン・タイラーとダニー・エルフマン、『ブラックパンサー』はルドウィグ・ゴランソンです。
『ドクター・ストレンジ』『スパイダーマン:ホームカミング』はマイケル・ジアッチーノが担当しました。
そのなかでシルヴェストリは、アベンジャーズ本編に限って継続してきた例外です。
「マーベル映画にテーマ曲がない」批判への筆者の賛否
2016年、YouTubeの映像批評チャンネル「Every Frame a Painting」が公開した回で、MCUを含む大作の音楽が記憶に残りにくい構造が指摘されました。編集段階で既存曲を仮に当て、作曲家がそれに寄せる制作フローが原因だという論旨です。
筆者は概ね同意しますが、シルヴェストリのアベンジャーズ・テーマはその批判の外にある数少ない例だと考えます。
新章の中心にこの作曲家を戻したのは、批判への実質的な回答になり得ます。
アベンジャーズ・テーマとサノスの音、そしてドゥーム
劇伴を軸に作品を選んできた立場から書きます。筆者はシルヴェストリを『バック・トゥ・ザ・フューチャー』から追い、『エンドゲーム』のサントラを配信で通し聴きしてきました。
アベンジャーズ・テーマが記憶に残るのは、金管のユニゾンで上行する短い動機を、テンポと編成だけ変えて何度も戻してくるからです。旋律が単純だから、崩しても原形が分かります。
対してサノスの音は、低音の反復と合唱系の持続音で「量」を出す設計でした。旋律で覚えさせるヒーロー側と、質感で圧すヴィラン側という対比です。
ドゥームのテーマに何が起きるかの予測
筆者の予測は、ドゥームには旋律が与えられるというものです。サノス型の質感勝負ではなく、覚えられる動機が来ると見ています。
理由は2つ。ドゥームは単発の脅威ではなく二部作をまたぐ存在であること、そして俳優へ事前に聴かせた以上、演技が拠り所にできる明確な形を持つ曲だと考えられることです。
さらに言えば、アベンジャーズ・テーマの上行動機を反転させた下行形が来る可能性があると個人的には見ています。同じ作曲家が両方を握る利点は、そこにあります。

MCU作品に日本版主題歌が付いた前例はある?
前例はありますが、常に付くわけではありません。付いた作品と付かなかった作品が、はっきり分かれています。
代表的な3ケースを判断材料として見ておきましょう。
『エイジ・オブ・ウルトロン』の日本版イメージソング
2015年の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では、日本版オリジナル・イメージソングが用意され、日本版予告編に使用されました。
国内盤サウンドトラック(ハリウッド・レコード)にボーナストラックとして収録されています。アーティスト名と曲名の正確な表記は、国内盤の収録曲リストでご確認ください。
公式の位置づけは「主題歌」ではなく「イメージソング」で、報道での呼称に揺れがあった点は覚えておいてよいでしょう。
『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』は起用なし
2018年の『インフィニティ・ウォー』と2019年の『エンドゲーム』では、日本版主題歌は発表されていません。
シリーズ規模が最大化した2作で採用されなかった事実は重要です。
話題性が高いほど付くわけではない、と読み取れます。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の例
2026年7月3日、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの発表により、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』日本版主題歌がMrs. GREEN APPLE「Brand New」に決定しました。
日本語吹替版エンドクレジットに付く形で、7月13日に配信リリースされています(配信日は各音楽配信サービスの表記による)。
ただし配給はソニーで、ディズニー配給の本作とは宣伝の座組みが異なります。
主題歌やサウンドトラックの情報はいつ分かる?
過去傾向からの目安は、日本版主題歌が付く場合で2026年11月中旬前後、サントラ配信は公開当日の12月18日前後です。
以下は確定情報ではなく、過去作の発表時期から逆算した見立てです。
過去作のサントラ配信日は「公開当日」が基本
シルヴェストリ担当作のサウンドトラックは、公開に合わせて配信されてきました。以下はハリウッド・レコードのリリース情報および各配信サービスの表記によります。
- 『エンドゲーム』:2019年4月26日配信(日米公開と同日/全35曲)
- 『インフィニティ・ウォー』:2018年4月の公開時期に配信
- 『エイジ・オブ・ウルトロン』:2015年4月にデジタル配信、5月に国内盤CD発売
曲名から展開が推測できるため、直前まで内容が伏せられる傾向があります。
日本版主題歌の発表は公開の約1か月前だった
『ブランド・ニュー・デイ』は7月3日発表・7月31日公開で、告知から約4週間でした。同じ間隔なら、12月18日公開の本作は11月中旬前後が目安です。
ただしこの推定が外れる条件も明記しておきます。ディズニー配給のMCU本編は近年、日本版主題歌を付けない例が続いており、そもそも発表自体が来ない可能性があります。
その場合、11月に来るのはサントラ情報か第2弾予告で、歌の告知は最後までないと考えられます。
公開はいつ?日程だけ押さえておく
公開は2026年12月18日(金)、日米同時公開が公式に告知されています。
2025年5月に2026年5月1日から現在の日程へ変更されており、続編『シークレット・ウォーズ』も2027年12月17日へ移動しました。延期の詳しい経緯は本題から外れるため、ここでは日程のみに留めます。
筆者の考察:主題歌より「ドゥームのテーマ」が本命になる理由
劇伴を軸に作品を紹介してきた立場から見ると、本作で語り継がれるのは歌ではなくスコアだと考えています。
以下は事実にもとづく私見です。
撮影前に音楽を渡す手法自体には前例がある
「撮影前に曲を作る」こと自体は前代未聞ではありません。エンニオ・モリコーネがセルジオ・レオーネ作品で事前に作曲し、現場で流しながら撮影した例はよく知られています。
ミュージカル映画も、歌唱を事前録音してから撮影に入るのが通常です。
順序の逆転は、映画史のなかで一定の実績がある手法です。
異例なのは「大作の敵役スコアを撮影4日目に」という点
ミュージカルでもない超大作で、ヴィランのオリジナルスコアが撮影4日目に俳優へ提示されるのは、相当に珍しい進め方です。
通常、スコアは撮影後の編集素材を見ながら書かれます。
制作陣がドゥームの「音」を演技より先に確定させたのだとすれば、目的は明確です。
長年トニー・スタークの音を浴びてきた俳優の身体感覚を、別の主題で上書きすること。ウホッ、と唸るほど周到な設計だと筆者は感じました。
今の時点で読者ができること
歌手名を追い続けるより、公式サイトとマーベル・スタジオ日本公式の告知を確認するのが確実です。
日本版主題歌が付けば、吹替版と字幕版で鑑賞体験が変わります。歌の有無を重視する人は、上映形態の告知が出てから鑑賞形式を選ぶのが賢明です。
サントラは曲名だけでも展開の手がかりになるため、ネタバレを避けたい人は公開後に聴く選択もあります。
まとめ:ドゥームズデイの主題歌・音楽情報の現在地
主題歌の歌手は未発表です。確定しているのは、音楽担当がアラン・シルヴェストリであることと、ドクター・ドゥームのテーマ曲が撮影初期から役作りに関わっていたことの2点です。
日本版主題歌の有無も未定で、付く場合の告知目安は2026年11月中旬前後。ただしディズニー配給作では起用なしで終わる可能性も残ります。
公開は2026年12月18日。歌よりも先に、あの重厚なテーマがどんな絶望を鳴らすのかを待ちましょう。
よくある質問
サウンドトラックはいつ配信されますか?
未発表です。目安は2026年12月18日前後。過去のシルヴェストリ担当作は公開当日に配信される例が多いためです。
予告編で流れている曲はサントラに収録されますか?
保証はありません。ティザーの使用楽曲は公式にクレジットされておらず、予告専用曲であれば本編サントラに含まれない場合があります。
日本版主題歌が付いた場合、字幕版でも流れますか?
近年の例では、日本語吹替版のエンドクレジットにのみ付く形が基本です。扱いは作品と配給会社で異なるため、公式告知の確認をおすすめします。