2代目ブラック・ウィドウは、フローレンス・ピューが演じるエレーナ・ベロワです。
初代ナターシャ・ロマノフ役のスカーレット・ヨハンソンが2025年5月に再演を否定したことで、後継の立場は事実上固まりました。
そのエレーナが2026年7月31日公開の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にも登場し、注目が一気に高まっています。
2代目ブラック・ウィドウは誰?後継者はエレーナ・ベロワ
今日(1/3)は #エレーナ を演じる
— マーベル・スタジオ[公式] (@MarvelStudios_J) January 3, 2025
フローレンス・ピューの誕生日🎂#ブラックウィドウ ことナターシャの妹で
高度な戦闘スキルを持つエレーナ🏍️
暗殺者ながらお茶目な一面も👀
あなたが思うエレーナの推しポイントは❓
2025年GW日本公開
『#サンダーボルツ*』もお楽しみに⚡️ pic.twitter.com/PnJNtRhOkg
後継者はエレーナ・ベロワです。初代ナターシャの“妹”として登場し、そのまま呼び名を引き継ぎました。
エレーナ・ベロワはナターシャの「義理の妹」
エレーナは、ナターシャと同じ暗殺者養成機関レッドルームで育てられた女性です。血のつながりはなく、任務のために作られた偽装家族の妹という設定になっています。
姉のような張りつめた冷静さよりも、率直で毒のあるユーモアが持ち味。ここが初代との一番大きな違いです。
演じる女優はフローレンス・ピュー
ミッドサマー、私の若草物語、ブラックウィドウ…
— Seiji (@pixeliere) May 24, 2020
今年はなかなかフローレンス・ピュー・イヤーになりそう!(๑♡ᴗ♡๑) pic.twitter.com/1a2Ld0A3nu
エレーナを演じるのはイギリス出身の女優、フローレンス・ピューです。『ミッドサマー』などシリアスな作品での評価が高く、感情の振れ幅を一瞬で見せる演技力が武器になっています。
『ブラック・ウィドウ』では重い題材を扱いながら笑いを起こせるバランス感覚を見せ、後継者としての人気を決定づけました。
「2代目」と呼ばれる根拠は原作コミックにある
原作コミックで、エレーナが2代目のブラック・ウィドウとして描かれてきたことが根拠です。初登場は1999年の『インヒューマンズ』vol.2 #5で、この時点ではナターシャの座を奪おうとする若きライバルでした。
「ホワイト・ウィドウ」の呼び名はもっと後のもので、2020年開始のケリー・トンプソン版『ブラック・ウィドウ』誌以降に定着し、2023年には同名の単独シリーズも刊行されています。
なぜ交代が必要に?スカーレット・ヨハンソンが復帰を否定
初代を演じたスカーレット・ヨハンソンが、再演を明確に否定しているためです。
2025年5月、米Vanity Fairでの「物語は完結している」発言
ヨハンソンは2025年5月に公開された米Vanity Fairのインタビュー記事で、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』への出演を問われ、ナターシャの物語はすでに完結していると答えました。
キャラクターが今も機能しているのは終わり方が守られているからで、それを壊したくない、という趣旨です。役を惜しむのではなく、幕引きを守るための拒否だという点が印象的でした。
俳優としては退き、監督としての関与に意欲
同じ2025年5月、第78回カンヌ国際映画祭で監督デビュー作を披露したヨハンソンは、俳優ではなく監督としてならMCUに関わってみたいと語っています。
演者としては完全に退きつつ、作り手側からの関与には含みを残した形です。ちなみに彼女がマーベル作品に初登場したのは2010年の『アイアンマン2』で、以降『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)までナターシャを演じました。
他のMCU世代交代と違い、エレーナには単独作がない
筆者が引っかかっているのは、この継承だけが助走の形を持たない点です。
サム・ウィルソンはドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」で盾を受け取り、2025年に単独主演作へ進みました。リーリ・ウィリアムズも『ワカンダ・フォーエバー』を経てドラマ「アイアンハート」を得ています。
一方エレーナは、単独作もドラマ主演もないまま、群像作品への客演だけで呼び名を浸透させてきました。継承の手順としてはかなり異例だと考えられます。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でエレーナは何をした?
スパイダーマンに重要な手がかりを渡す、情報提供者として登場します。
本作はどんな映画?監督はデスティン・ダニエル・クレットン
トム・ホランド主演のシリーズ第4作で、監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットンです。
前作で世界中から自分の記憶を消したピーターが、誰にも知られないままニューヨークで戦い続ける姿を描きます。ゼンデイヤがMJ役で続投し、ジョン・バーンサルのパニッシャー、マーク・ラファロのハルクも参戦しました。
エレーナは「情報を渡す側」として登場
シネマトゥデイなど映画メディアのネタバレ解説によれば、エレーナはスパのある“オフィス”にスパイダーマンを迎え入れ、連続襲撃犯が「V-MAX」を追っているという情報を渡します。
物語の主軸に絡み続ける役ではなく、あくまで単発の客演です。ただし、かつてトニー・スタークがピーターに対して担っていた「頼られる側」の位置に彼女が座っている点は見逃せません。
『サンダーボルツ*』からニュー・アベンジャーズへの接続
この立ち位置は、2025年の『サンダーボルツ*』から地続きです。同作でエレーナたちの寄せ集めチームは、CIA長官ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌの主導でニュー・アベンジャーズを名乗る流れになりました。
つまり本作のエレーナは、政府公認チームの中心人物として画面に現れています。予習なしでも話は追えますが、彼女の余裕がどこから来たのかは『サンダーボルツ*』を観ていた方が腑に落ちます。
エレーナ登場への反応は?
日本の映画メディアやファンの感想では、「本作最大のゲスト」として好意的に受け止められています。バスタブでの登場という規格外の見せ方に驚いた、という反応も目立ちました。
作品自体の評価も高く、米ロッテン・トマトの観客スコアは98%に達し、スパイダーマン単独作として歴代最高となっています。孤独を抱えるピーターに、同じく喪失を経験したエレーナが声をかける構図が効いた、という読み解きも複数見られました。
エレーナ・ベロワの出演作は?観る順番を時系列でチェック
エレーナの歩みは5年で5作品です。役どころが「妹」から「頼られる側」へどう移ったかに注目すると、継承の流れが見えてきます。
| 作品 | 公開・配信 | エレーナの立ち位置 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 映画『ブラック・ウィドウ』 | 2021年 | 姉ナターシャと再会する妹 | 初登場。関係性の原点 |
| ドラマ「ホークアイ」 | 2021年 | 姉の死をめぐり動く刺客 | 終盤に登場 |
| 映画『サンダーボルツ*』 | 2025年 | チームの中心人物 | ニュー・アベンジャーズ誕生 |
| 映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 | 2026年7月31日 | 情報を渡す協力者 | 単発の客演 |
| 映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 | 2026年12月18日公開予定 | 重要な役割と予告 | ファイギが言及 |
エレーナ・ベロワ版ブラック・ウィドウは初代と何が違う?
最大の違いは温度です。初代の張りつめた緊張感を期待するほど、印象の差に戸惑う可能性があります。
初代ファンが戸惑うポイント
エレーナは緊迫した場面でも軽口をやめません。ナターシャの寡黙さと沈黙の演技を好んでいた人ほど、この明るさを軽く感じることがあります。
一方で、その軽口の下には姉と家族を失った喪失感があります。明るいだけのキャラクターではない点は押さえておきたいところです。
予習するなら『ブラック・ウィドウ』→『サンダーボルツ*』の順
まず映画『ブラック・ウィドウ』、次に『サンダーボルツ*』の順が分かりやすいです。姉との関係を知らないと、彼女の軽さが何を覆っているのかが伝わりにくくなります。
12月の『ドゥームズデイ』に備えるなら、この2本だけでも十分に追いつけます。どちらもディズニープラスで配信中ですが、配信状況は変わる可能性があるため最新情報は公式でご確認ください。
筆者の考察:2代目ブラック・ウィドウは定着するのか
ソニー配給作を経由した継承という異例さ
今回いちばん注目したのは、継承の舞台がスパイダーマン作品だった点です。本作はソニー・ピクチャーズが日米同時公開した大ヒット作で、マーベル・スタジオ単独のラインとは配給の枠組みが異なります。
自社作品の外側で新しいブラック・ウィドウを露出させる判断は、それだけ急いで浸透させたい意図の表れだと筆者は考えています。
20億ドルはスパイダーマンの数字であって、エレーナの数字ではない
本作の世界興収は、2026年8月中旬に20億ドル(報道時のレート換算で約3,220億円)を突破したと米Deadlineが報じました。到達は公開17日目で、この大台に届いた作品は史上8本目です。
ただし、この数字が示すのはスパイダーマンの集客力であって、エレーナ自身の動員力ではありません。個人的には、ここを取り違えると彼女の実力を過大評価することになると思います。なお円換算額は為替で変動します。
「ホワイト・ウィドウ」名義の行方と、12月の『ドゥームズデイ』
もうひとつ気になるのが呼称です。原作では近年のエレーナがホワイト・ウィドウとして描かれており、映画版がこの名義に移る可能性は残っていると筆者は見ています。
そして懸念は客演過多です。頼られる側に回るほど、彼女自身の物語は後回しになります。2026年12月18日公開予定の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』で内面がどこまで描かれるかが、定着の分かれ目になるでしょう。
当事者の温度差にも注目したい
見落とされがちですが、ピュー本人は継承という枠組みに慎重でした。2021年の米UPROXX取材で「世代交代の映画か」と問われた際、彼女は明確に否定しています。
同年の取材では、二人は違うバージョンのブラック・ウィドウであり、競争させる気はないとも語りました。世代交代を語っているのは主に周囲であって、演者本人ではない。この温度差は覚えておく価値があると筆者は考えます。
まとめ:2代目ブラック・ウィドウはエレーナ・ベロワで確定
2代目ブラック・ウィドウはエレーナ・ベロワ、演じるのはフローレンス・ピューです。初代役のスカーレット・ヨハンソンが2025年5月に再演を否定し、後継の立場が固まりました。
そのエレーナは『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に情報提供者として登場し、12月の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』へ続きます。率直で人間くさいスパイ像を楽しみたい人に向いた後継者です。
よくある質問
2代目ブラック・ウィドウの女優は誰ですか?
フローレンス・ピューです。『ミッドサマー』などで知られるイギリス出身の女優で、2021年の映画『ブラック・ウィドウ』からエレーナ・ベロワを演じています。
エレーナ・ベロワは『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』で何をしましたか?
ニュー・アベンジャーズの一員として、スパイダーマンに事件の手がかりを渡す協力者として登場しました。自身の“オフィス”に彼を迎え入れ、襲撃犯が追っているものの情報を伝えています。
スカーレット・ヨハンソンが復帰する可能性はありますか?
2026年8月23日時点で、復帰の公式発表はありません。本人は2025年5月のVanity Fairで、ナターシャの物語は完結しているとして再演を否定しています。
エレーナを知るにはどの作品から観ればよいですか?
まずは映画『ブラック・ウィドウ』です。姉ナターシャとの関係と、彼女が背負ってきた過去が最も分かりやすく描かれています。