あのテン・リングスの続きは、いったいいつ観られるのか。
前作から5年。音沙汰のなさに「もう企画そのものが消えたのでは」とあきらめかけている方も多いのではないでしょうか。
実際、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』続編は、公開日も正式タイトルもあらすじも、いまだ何ひとつ発表されていません。
ところが2026年6月、監督のデスティン・ダニエル・クレットンが「2作目を開発しています」と明言。沈黙の裏で、企画は今も動き続けていたのです。
そこで今回は、シャンチー続編がここまで止まって見えた理由と、再登場しそうなタイミングを、公式発言をもとに事実だけで整理しました。
ぜひ、この5年のモヤモヤの答え合わせに使ってください。
『シャンチー』続編は本当に作られている?
作られています。監督のデスティン・ダニエル・クレットンが2026年6月、米Deadlineのポッドキャスト番組「Crew Call」で、2作目を開発中である趣旨を語りました。
そもそも続編制作は2021年、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギが1作目のヒットを受けて表明していた方針です。今回の発言は新規発表ではなく、5年前の約束がまだ生きているという確認にあたります。
筆者としては、この「確認」の価値を軽く見るべきではないと考えています。企画が静かに消えるケースが珍しくない以上、当事者が口に出した事実そのものが進捗だからです。
『シャンチー』続編の公開日はいつ?現時点で分かっていること
現時点で確定している情報はありません。判明しているのは「開発段階にある」という一点だけです。
判明していること
- 続編の開発が進行中であること(監督本人の発言)
- 2021年時点でマーベル側が続編制作の方針を示していたこと
未発表のこと
- 公開時期・公開年
- 正式タイトル
- ストーリーの概要
- キャスト・スタッフの正式発表
撮影開始の告知も、配役の発表もありません。工程が公表されていない以上、1〜2年内の公開を前提にするのは早いというのが筆者の見方です。
『シャンチー』続編がここまで遅れた3つの理由
理由は大きく3つあります。公開時期の不運、監督の多忙、そして業界全体の事情です。
公開時期がコロナ禍と重なった
1作目は2021年9月に米公開され、全世界興行収入は約4億3200万ドルに達しました。作品としては成功です。
クレットンは公開のタイミングを“strange”(奇妙)だったと振り返っています。当時の状況としては、感染拡大の波で営業を再開できない劇場が各国に残っており、ヒットを次の企画へつなげにくい環境でした。
監督自身が別作品を抱えていた
クレットンはその後もマーベル作品に関わり続けています。Disney+ドラマ「ワンダーマン」では共同クリエイターを務めました。
さらにトム・ホランド主演『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の監督も担当。続編の動きが見えなかった時期は、この仕事と重なっています。
業界全体の停滞も重なった
クレットンは遅れを「業界全体に起きたこと」という趣旨で説明しています。2023年には全米脚本家組合と俳優組合のストライキが約半年にわたって続き、MCU全体の公開スケジュールが大幅に組み替えられました。
3要因のうち決定的だったのは監督のスケジュールだと筆者は見ています。コロナ禍もストライキも既に終わった一方、監督の別作品はいまも進行中だからです。
続編で何が描かれる?未回収の謎と続投キャストの発表状況
続編の内容は未発表ですが、1作目が残した宿題ははっきりしています。ポストクレジットで示された、テン・リングス(十の腕輪)が発した信号の送り先です。
腕輪が「何か」に反応し、遠くの存在へ呼びかけたことだけが提示され、その正体は明かされていません。続編があるなら、ここが出発点になると考えるのが自然でしょう。
続投キャストの発表はあるのか
公式発表はありません。トニー・レオン、オークワフィナ、メンチャー・チャンら1作目の出演者について、続投・降板いずれの告知も確認できません。
主演のシム・リウのみ、後述のとおり本人が続編に前向きな姿勢を語っています。ただしこれも出演契約の発表ではなく、あくまで個人の発言です。
マーベル側からの直近コメントは
2021年のファイギ発言以降、マーベル・スタジオからの続編に関する公式コメントは確認できません。今回の情報源は監督個人のポッドキャスト出演であり、スタジオの正式アナウンスではない点は押さえておきたいところです。
主演シム・リウは『シャンチー』続編に何と言っている?
シム・リウは続編の実現に前向きです。THE RIVERの取材に対し、シャン・チーには主役として描かれるべき物語がまだあるはずだ、という趣旨を語っています。
同時に、現在のマーベルは大人数が登場する大型作品に集中しているという見方も示しました。『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』などを念頭に置いた発言です。
演じる本人が「今は待機」と認めていること自体が、ファンにとっての安心材料であり、もどかしさの正体でもあると筆者は感じています。
MCUの今後の予定と、シャン・チーはどこで再登場する?
マーベル・スタジオ/ディズニーが公表している2026年6月時点のスケジュールでは、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』が2026年12月18日、『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』が2027年12月に控えています。公開日は変更されることがあるため、最新情報は公式発表で確認してください。
シャン・チーがこの2作にどう関わるかは発表されていません。ただ1作目のエンディングでは、彼が今後のMCUに関わることが示唆されていました。
ユニバース再編という不確定要素
『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』では現行ユニバースの再編が起きるとされています。
再編の範囲は公表されていません。その後の世界でシャン・チーがどう描かれるかも未発表で、続編の形そのものがこの一作の内容に左右されると筆者は見ています。
1作目『シャン・チー』はどこで配信中?続編前の予習ポイント
1作目はディズニーの配信サービスDisney+で視聴できます。日本では2021年9月3日にDisney+で配信され、劇場公開が行われなかったため、未見のままのファンもいます。配信状況は変わるため、視聴前に公式ページで確認してください。
内容は、シム・リウ演じるショーン/シャン・チーを主人公に、家族の確執と伝説、武術アクションを組み合わせた一本です。MCU初のアジア系主人公による単独作品として公開されました。
一方で、派手な戦闘よりも父と子の対話を丁寧に描くパートが長く、アクション目当てだと序盤は静かに感じられるかもしれません。
筆者の考察:『シャンチー』続編はいつ動き出すのか
ここからは筆者の見方です。論点は「沈黙の長さ」「開発中という言葉の重み」「公開時期の逆算」「ファンが追うべき場所」の4つに絞ります。
5年の沈黙は異常値か
MCUの基準では異常値とは言い切れません。『キャプテン・マーベル』から続編『マーベルズ』までは約4年8カ月かかっています。
1作目の公開から今回の発言までは約4年9カ月。単独作の続編としては遅い部類ですが、前例の範囲内に収まっていると筆者は判断しています。
「開発中」という言葉の重み
MCUにおけるこの表現は、確約にも社交辞令にもなり得ます。『ブレイド』は2019年の発表から監督交代と撮影延期が重なり、6年以上たっても完成に至っていません。
一方で『デッドプール&ウルヴァリン』のように、長く停滞した企画が動き出した例もあります。今回それを口にしたのが1作目を撮った監督本人である点は、第三者のコメントとは意味が違うと個人的には受け取っています。
公開時期を逆算すると
前提はクレットンのスケジュールです。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の公開と宣伝が一段落するまで、本格始動は難しいと見るのが妥当でしょう。
そこから脚本と準備に1年、撮影と仕上げに1年半を見積もると、筆者としては早くても2029年以降が現実的な線だと考えています。
ファンは何を見張ればいいのか
正式発表が出るとすればサンディエゴ・コミコン(毎年7月)か、ディズニーの公式ファンイベントD23です。マーベルはこの2つでラインナップをまとめて発表する慣例があります。
逆に言えば、この場で名前が出ない年が続くようなら、企画の優先度は低いままだと判断してよいと筆者は考えています。
続編の評価軸はどこにあるか
1作目の強みは、テン・リングスという神話的な設定よりも、父と子の対話にありました。続編でその軸が残るかどうかが、単なる番外編に落ちるか否かの分かれ目でしょう。
気がかりなのはユニバース再編との兼ね合いです。再編が大規模なら、続編は「前作の続き」ではなく作り直した世界での再紹介に近い形になり、遅れの言い訳であると同時に企画をやり直す口実にもなり得ると感じています。
まとめ
『シャンチー』続編は、2026年6月時点で開発中だと監督が語りました。遅れの要因はコロナ禍の公開時期、監督の多忙、2023年のストライキによる業界全体の停滞と考えられます。
最大の変数は『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』でのユニバース再編。これ次第で、続編は「続き」ではなく「仕切り直し」になる可能性があります。ウホッ、と唸るほど気の長い話ですが、扉は閉まっていません。
よくある質問
『シャンチー』続編の公開日は決まっていますか?
決まっていません。2026年6月時点で正式タイトル・公開時期・ストーリーの詳細はいずれも未発表です。最新情報は公式発表で確認してください。
続編の監督は誰になりますか?
1作目を手がけたデスティン・ダニエル・クレットンが開発に関わっていると自ら語っています。ただし監督としての正式な続投発表は確認できていません。
1作目のキャストは続投しますか?
発表はありません。トニー・レオン、オークワフィナらの続投・降板に関する告知は確認できず、主演シム・リウが個人として前向きな発言をしているのみです。